霧島酒造杯 女流王将

 霧島酒造杯女流王将戦は、囲碁・将棋チャンネルを運営する株式会社 囲碁将棋チャンネルが主催、霧島酒造が協賛する将棋の女流タイトル戦。 女流王将を決める三番勝負は、毎年10月に、第1局を霧島酒造の本社のある宮崎県都城市の霧島創業記念館「吉助」で対局し、第2局・第3局を東京将棋会館で行っている。
 予選と本戦と三番勝負で構成される。本戦の優勝者が現・女流王将と三番勝負を戦い、先に2勝した方が次の女流王将となる。持ち時間3時間、切れたら1分将棋で行われる
 予 選
 女流王将とシード者(前期三番勝負敗者、前期挑戦者決定戦進出者、タイトル保持者)を除く、すべての日本将棋連盟所属女流棋士、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属女流棋士、フリーの女流棋士、女流アマチュア5名が参加する。予選通過者は本戦に進出する。
 本 戦
 予選通過者とシード者の計16名でのトーナメントを行い優勝者が女流王将への挑戦者となる。
  女流王将戦三番勝負
 女流王将と本戦優勝者が三番勝負を戦い、勝者が新たな女流王将となる。
 クィーン王将
 女流王将を通算5期獲得した女流棋士には「クイーン王将」の称号が与えられる。2016年現在、クィーン王将は清水市代と里見香奈。林葉直子は女流王将10連覇という大記録を樹立し、1990年クイーン王将となったが、その後、日本将棋連盟を退会したため称号を名乗る資格を失っている。
 第40期霧島酒造杯女流王将戦 2018.10.13〜10.19
 里見香奈女流王将に加藤桃子奨励会初段が挑戦した。
 ◆三番勝負 本戦(持ち時間25分・秒読み40秒)
 ・10/13(土)  第1局 宮崎県都城市 「霧島総業記念館 吉助」 里見香奈女流王将 勝利
 ・10/19(金)  第2局 東京都渋谷区 「将棋会館」       里見香奈女流王将 勝利
 ・10/26(金)  第3局 東京都渋谷区 「将棋会館」
 里見香奈女流王将が2連勝でタイトルを防衛し、4期連続の通算7期のタイトル保持となった。

霧島酒造杯 歴代女流王将
年 度決勝進出者勝 敗決勝進出者年 度女流王将勝 敗挑戦者
1期1978年蛸島彰子2勝1敗山下カズ子11期1988年林葉直子2勝1敗中井広恵
年 度女流王将勝 敗挑戦者12期1989年林葉直子2勝0敗山田久美
2期1979年蛸島彰子2勝1敗森安多恵子13期1990年林葉直子2勝0敗斎田晴子
3期1980年蛸島彰子2勝0敗谷川治恵14期1991年林葉直子1勝2敗清水市代
4期1981年蛸島彰子0勝2敗林葉直子15期1993年清水市代2勝0敗林葉直子
5期1982年林葉直子2勝1敗中井広恵16期1994年清水市代0勝2敗斎田晴子
6期1983年林葉直子2勝0敗長沢千和子17期1995年斎田晴子2勝3敗中井広恵
7期1983年林葉直子2勝1敗中井広恵18期1996年中井広恵2勝3敗清水市代
8期1983年林葉直子2勝1敗中井広恵19期1997年清水市代2勝3敗斎田晴子
9期1983年林葉直子2勝0敗関根紀代子20期1998年斎田晴子0勝3敗清水市代
10期1983年林葉直子2勝1敗中井広恵21期1999年清水市代2勝3敗石橋幸緒

22期2000年石橋幸緒1勝3敗清水市代34期2012年里見香奈2勝1敗中村真梨花
23期2001年清水市代3勝1敗矢内理絵子35期2013年里見香奈1勝2敗香川愛生
24期2002年清水市代0勝3敗中井広恵36期2014年香川愛生2勝1敗清水市代
25期2003年中井広恵3勝0敗石橋幸緒37期2015年香川愛生1勝2敗里見香奈
26期2004年中井広恵3勝1敗石橋幸緒38期2016年里見香奈2勝0敗香川愛生
27期2005年中井広恵0勝3敗千葉涼子39期2017年里見香奈2勝0敗伊藤沙恵
28期2006年千葉涼子3勝2敗中井広恵40期2018年里見香奈2勝0敗加藤桃子
29期2007年千葉涼子1勝3敗清水市代41期2019年里見香奈
30期2008年清水市代3勝1敗矢内理恵子42期2020年
31期2009年清水市代2勝0敗上田初美43期2021年
32期2010年清水市代1勝2敗里見香奈44期2022年
33期2011年里見香奈2勝0敗石橋幸緒45期2023年


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