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里見5冠 女性初の正式プロへ最後?の挑戦

里見香奈5冠の写真

 第62回奨励会三段リーグ戦が10月21日から始まり来年の3月まで熱戦が繰り広げられる。36名が参加。1人18局指して、上位2名が四段に昇格、晴れてプロ棋士となる。
 奨励会は6級〜三段で構成。女流棋士にとっていかにプロ棋士への道のりは厳しいか、過去女性は20人が在籍したが、三段まで昇格したのは里見、西山(22)の2人だけ。
 プロ棋士(四段)になるには、様々な制約があるが、26歳までに四段になれないと退会を強いられる。今リーグ戦中に26歳となる里見5冠は、上位2名に入る必要がある。但し、26歳という年齢制限はあるが、三段リーグで勝ち越せば29歳までは次回リーグに戦に参加できるという救済処置がある。少なくとも10勝8敗というのが、今回里見香奈5冠の課題だということ。過去の最高成績は8勝10敗だから、これとて厳しいことに違いはない。
 2013年12月に女性初の三段に昇格した里見香奈だが、体調不良で三段リーグを3回連続で休場というハンデを背負ってスタート。しかも女流棋士タイトル(現在5冠)戦を戦いながらという過密スケジュールをこなしながらの三段リーグの上位2名および勝ち越しのハードルは厳しい。だが、鹿城丘魂で勝ち取って欲しい。頑張れ香奈ちゃん。

「不便益」の本  川上浩司

本(不便益)の写真

 大社高校卒35期で京都大学デザイン学ユニット教授の川上浩司氏が「ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?〜不便益という発想」という本を出版されました。本のタイトル自体、覚え難い長いタイトルのまさに不便な本です。
 「不便益」という聞きなれない言葉に何が書いてあるのだろうとまず興味が湧き、ページをめくる毎に新鮮なものの捉え方に引き込まれてしまった。
 東京にいたころ、駅から事務所までの約2.5kmを会社のバスが送迎していたが、私は毎日往復歩いて7〜8年通勤していた。四季の移り変わりを目の当たりにできるし、健康にもいいのだからとみんなも歩いたらと社員に勧めていた。難しいことではない、親から貰った足を交互に動かせばいいだけだからと勧めたが、賛同する人は皆無だった。多分、私を変人だと思っていたのかも知れない。しかし、この本に出合って、私が行ってきた「不便でしんどい」ことが「益」だったと実証してくれた。
 「便利」を目的とするか、手段とするかによって「(らく)」になるか「(たの)しい」ものになるか。夕食をデパ地下の総菜で済ませることにより、調理時間を他の有意義な時間として使用するか、単にゴロゴロ昼寝して作るのが面倒だからと総菜を買う。これらは「便利」の功罪であろう。
 「便利」と「不便」を確定的にしか見てこなかったが、「不便」を表舞台に引っぱり出すことにより、より人間的な生き方ができるような気がしてきた。このような見方で身の回りを見渡せば、自分の喜びにつながることはいくつでもありそうだ。この本は、私にそんな思いにさせてくれる。もっと早くに出合えれば良かった。

 ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか?〜不便益という発想〜
 著者 川上浩司
 1964年島根県生まれ。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科修了。京都大学デザイン学ユニット特定教授。博士(工学)。著書に「不便から生まれるデザイン」(化学同人)
 発行所 株式会社インプレス
 2017年3月21日初版
 定価:本体1,500円+税


里見 香奈女流名人タイトル防衛

 将棋の第43期女流名人戦は、上田初美女流三段の挑戦を受け2連敗して後が無い状況から2連勝、2月22日の最終局でも勝利を収めタイトルを守りました。 これで女流名人は8連覇となりました。
 里見女流名人(写真は毎日新聞2月23日から)は、他に女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花のタイトルを保持しており、女流6冠のうち5冠を保持しています。残るタイトルはマイナビ女子オープンのみで、これも現在加藤桃子女王への挑戦権をかけ2月28日上田初美三段と決勝で対局します。初の女流六冠に向け頑張れです。
 奨励会初の女性プロ棋士を目指している三段リーグ戦は現在8勝8敗で残す対局は3月4日の2局のみとなりました。強者との対局となりますが、次期リーグに向け頑張って欲しいものです。


杵築中学野球部鳴尾球場跡地記念碑

 大正時代に始まった全国高等学校野球選手権大会の第三回大会と第九回大会に出場した杵築中学の校名が刻まれた石碑が鳴尾球場跡地にあります。遠い昔の先輩達が繰り広げた熱戦の場を訪ねて見ませんか。


春日 行雄 先輩について

 知る人ぞ知る。大社高校の大先輩に春日行雄さんというエライ人がいた。思い出を紹介したくてペンを走らせた。思い出のページにはここをクリックしてしてください。


 

川上 浩司(高校35期)先生ゲスト出演

 京都大学デザイン学ユニット 川上 浩司教授(高35期)がトークバラエティのカツヤマ マサヒコSHOWにゲスト出演されていた情報がありました。 ユーチューブで公開されていますのでここをクリックしてしてください。川上教授は「不便から生まれるデザイン」という著書を化学同人社から出版されています。 便利さと豊かさは同一視できるだろうか。不便は悪いことで、積極的な価値を見いだすことはできないのだろうか。不便の解消を試みた結果、思いがけない問題が発生することがある・・・。 という今までにない視点からとらえた素晴らしい著書です。


 

里見香奈(高校62期)三段リーグ戦奮闘中

 里見香奈女流五冠が、女流棋士として初めてプロ棋士へのチャレンジを行っています。それには男性棋士と戦いに勝ち抜かなくてはなりません。 32名で争う奨励会三段リーグでの戦績は、11月までは好調で4勝1敗でいたが、12月にブレーキがかかり21日現在4勝4敗となっています。3月までの残りはまだ10試合あります。頑張って欲しいものです。頑張れ〜です。


 

 里見香奈(高校62期)女流王座奪取

 里見香奈女流四冠が、第6期女流王座戦五番勝負で3連勝して3期ぶりに2期目の女流王座を獲得しました。おめでとうございます。これで、女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花の女流五冠を保持することになりました。残るはマイナビ女子オープン(女王)です。頑張れ 頑張れ 里見〜。

マイナビ女子オープン(女王)とは
 予選を勝ち上がった16名で本戦を戦い、勝者と女王が五番勝負を行います。前年度ベスト4以外は、タイトル保持者であっても予選からの参加という特徴のある大会です。女流棋戦では、女流王座と並ぶ優勝賞金は500万円で最高額となっています。

里見香奈五冠は、女流棋士初のプロ棋士を目指しています。
 プロになる為の三段リーグは、東西あわせてのリーグ戦を半年単位をかけて行い上位二名が四段に昇格し、プロ棋士になれます。三段リーグの在籍は4期までで、四段になれないと退会となる厳しい世界です。現在里見五冠は3勝1敗の戦績で、今後、11月26日、12月10日、1月17日、1月21日、2月4日、2月19日、3月4日の各1日2局の14名の棋士との対戦を勝ち抜かなくてはなりません。この対局に加えて女流棋士としての棋戦があります。過酷な世界ですね。でも、頑張れ香奈ちゃ〜んです。


 

 里見香奈(高校62期)倉敷藤花連覇

 大社高校卒業生の里見香奈女流棋士が、第24期大山名人杯倉敷藤花三番勝負の第3局で室谷女流二段に勝ち、2勝1敗として倉敷藤花を死守しました。女流名人、女流王位、女流王将と共に女流四冠を保持しています。
また、現在進行中の女流王座戦五番勝負では、加藤女流王座に2連勝して王手をかけています。
 女流王座戦の今後の日程
 11月25日(金)静岡市 浮月楼
 12月5日(月)千代田区 都市センターホール
 12月20日(火)渋谷区 将棋会館
 第五局までいかずに次ですんなり決めて欲しいですね。皆さん応援しましょう。
 女流王座戦は、将棋界初となる完全なオープン大会でアマチュアを含め全ての女流棋士が参加できる大会です。ちなみに優勝賞金は500万円です。

 里見香奈女流四冠の今後の日程は、1月から権威ある女流名人戦五番勝負が始まります。
 1月15日(日)箱根町 岡田美術館
 1月22日(日)出雲市 出雲文化伝承館
 1月29日(日)野田市 関根名人記念館
 2月5日(日)真庭市 湯原国際観光ホテル 菊之湯
 2月22日(水)渋谷区 将棋会館
 名人戦も死守して欲しいものです。今後の里見香奈女流四冠の活躍が楽しみです。香奈ちゃ〜ん頑張れ。 


 

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