昭和元年 1926 |
1月19日 初めての軍事教練査閲(第5師団参謀長深見大佐来校)。 4月1日 島根県立大社中学校と改称。 12月25日 大正天皇崩御、急遽遥拝式を挙行。 4月1日 島根県立杵築実業学校を島根県立大社実業学校と改称。 |
昭和2年 1927 |
2月1日 大正天皇大喪遥拝式を挙行。 4月23日 第5学年四絡方面へ野外教練(各学年野外教練時間増加)。 5月11日 第5学年、朝鮮方面に修学旅行。 9月18日 近県中等学校柔剣道大会にて剣道部優勝。 10月21日 若槻前首相来校し講演。 10月27日 田中義一首相を送迎。 12月16日 理化実験室増築落成。 |
昭和3年 1928 |
4月1日 生徒定員750人15学級となる。 微章を改定し「菊水」に「中」の字を入れる。 10月25日 校歌を制定す。 11月10日 天皇即位に合わせて奉祝式、夜提灯行列。 11月28日 御真影奉蔵庫竣工。 12月15日 第一回保護者会総会、午後御真影奉蔵庫落成式を挙行。 |
昭和4年 1929 |
5月26日 県中等学校武道大会で、柔道部優勝(剣道部は個人優勝)。 5月31日 寄宿舎廃止決定。 6月24日 生徒一同神門通りにて、特命検閲使宇垣大将の視閲を受ける。 7月22日 保護者会主催の夏季講習会開始。 9月22日 近県中等学校柔剣道大会にて剣道部優勝(全盛時代へ)。 10月3日 東京帝大教授森博士の講演。 10月17日 七生会・鹿城倶楽部主催山陰小学校庭球、野球大会開催。 4月1日 島根県立大社実業学校を島根県立大社高等実業女学校と改称。 4月10日 第1回入学式を挙行。 |
昭和5年 1930 |
2月 日 寄宿舎の一部を移転し銃器室に改装。 5月11日 県中等学校武道大会で、剣道部優勝、続いて6月・9月の近県大会も優勝。 9月24日 第二艦隊31隻、杵築湾に入港につき職員生徒見学。 9月27日 県下中等学校および青年訓練所生の連合演習に参加。 |
昭和6年 1931 |
5月30日 七生会館間会式を挙行(元寄宿舎食堂を移転改築)。 7月20日 生徒による詩集「なぎさ」創刊。 8月4日 山陰野球大会優勝、第17回中等学校野球大会出場。 8月 日 中等学校野球大会で、加本主将22校を代表して選手宣誓。 8月15日 京城商業に快勝、準々決勝で小倉工業に敗退。 10月6日 夏季課題の成績優秀者に保護者より賞状、賞品授与。 12月11日 職員生徒一同出雲大社に参拝し、満州事変に関し国威宣揚祈願。 12月23日 保護者会主催の上級校志願者のため冬季講習会開催。 近県大会で剣道、柔道部優勝、講演部大会で入賞す。 3月2日 県立大社高等実業女学校の新校舎増築竣工。 4月21日 運動場拡張工事竣工。 10月12日 グランド開き第一回運動会開催。 10月27日 校舎増築落成式挙行。 |
昭和7年 1932 |
6月13日 近県中等学校武道大会において剣道部4回連続優勝。 多摩艦砲術長林大尉の上海事件に関する実戦談あり。 9月14日 山口歩兵第21旅団森少将の満州に関する講演。 11月6日 七生会・鹿城倶楽部主催にて県下小学校庭球、籠球大会開催。 11月8日 松陽新報主催の渡満特使、金本康久(1期)、森山与八郎(12期)の視察談あり。 12月12日 県立大社実業女学校の「市場の里」13号を以て終刊。 |
昭和8年 1933 |
2月1日 今市駅にて第63連隊満州出動部隊・鳥取連隊渡満部隊歓送。 3月9日 第5師団管下防空演習に参加。 4月29日 天長節拝賀式に合わせて、国際連合脱退詔書奉読式も挙行。 10月24日 山陰青年雄弁大会に山根森吉優勝。 11月19日 県蹴球連盟選手権大会に優勝。 12月25日 親王殿下御誕生奉祝祝賀式をおこない、一同出雲大社参拝。 4月28日 県立大社実業女学校に菊池益寿校長就任。 12月20日 校友会誌「しらぎく」創刊。 |
昭和9年 1934 |
2月11日 紀元節拝賀式後、皇太子殿下御降誕奉祝提灯行列。 5月25日 本校・卒業生会主催にて建武中興600年記念楠公慰霊祭挙行。 5月26日 七生会館において野球部功労者竹内繁蔵氏の表彰式を挙行。 10月22日 隈部信雄校長来任につき、職員一同宇迦橋付近に出迎える。 10月24日 「日本精神」確立のため本日より毎朝伊勢神宮、宮城遥拝を行う。 11月1日 本日より毎月1回職員生徒一同出雲大社に参拝を実行す。 4月1日 県立大社実業女学校、2学級編成となる。 8月1〜30日 10日間、優良家庭での家庭実習を行う。 10月 日 村上捷鷹作詞、岡村貞一作曲の校歌完成。 |
昭和10年 1935 |
4月1日 4、5年生に1種(実業志望)、2種(進学志望)クラス設定。 全校運動日設定、昼休憩時間に職員生徒校庭で全校運動。 4月20日 木上定本奈良御所町真龍寺住職、楠公に関する講演。 5月4日 出雲大社神苑竣工祭のため、提灯行列。 5月27日 恒例の楠公記念祭にあたり、楠公600年祭を挙行。 7月19日 土俵開き祝賀相撲大会開催。 7月21〜30日 10日間全校生徒出席の夏季特別指導実施。 9月1日 喇叭鼓隊編成す。 9月29日 近県大会において競技部トラック優勝、弁論部優勝。 翌日、喇叭鼓隊を先頭に町内を行進し、出雲大社にて戦勝報告す。 4月1日 県立大社実業女学校、全校生徒を亀鑑夫人11家庭の一員とする家庭的訓練実施。 |
昭和11年 1936 |
2月6日 工作室付属施設と農具舎完成。 4月1日 4、5学年二種コースに「優劣組編成」を実施。 4月9日 第5師団参謀辰巳中佐による対露・米・英についての講演。 5月8日 「某国間諜、大社町内ニ入リ込ム」との想定で非常警備演習。 5月17日 第一回県中等学校相撲選手権大会優勝。 土俵場に屋根を葺き、相撲同情開場式を挙行。 6月21日 山陰陸上で競技部総合得点第1位で優勝。 7月11〜8月31日 前期18日間、後期11日間夏季特別指導実施。 9月6日〜 県下青年雄弁大会で稲田節夫、全山陰青年雄弁大会で春日行雄、松江高校大会で稲田とすべての大会で優勝す。 12月9日 毎年好評の教練査閲で、初めて「良好ナラズ」の評を受ける。 2月15日 寄宿舎家庭寮竣工 4月1日 島根県立大社高等家政女学校と改称。 |
昭和12年 1937 |
5月16日 県下中学校相撲選手権大会にて優勝。 5月22日 神風号無事日本に帰還、出雲大社に参拝し万歳三唱。 5月29日 初めて号鐘の代わりにサイレンによる時間の合図開始。 7月20日 満1か年、職員生徒一同一人1日1銭ずつの国防貯金開始。 7月29日 国威宣揚、武運長久祈願のため職員生徒一同出雲大社参拝。 河井善太郎教練担当教官応召(以後教員の応召続く) 9月18日 満州事変6周年記念日、閲兵分列式、出雲大社参拝、町内行進。 10月1日 皇軍保定滄州占領、大社町と合同にて戦勝祝賀旗行列。 10月16日 生徒全部の出征将士慰問状700通を栗飯原部隊宛発送。 11月10日 国民精神作興に関する詔書俸読式、太原陥落戦勝祝賀提灯行列。 11月14日 神社巡拝断郊競走に石田芳正一等賞を獲得。 12月13日 南京陥落戦勝祝賀提灯行列挙行、14日旗行列を行う。 12月23日 大原正蔵寄贈の七生図書館書庫竣工並びに落成式を挙行。 3月15日 大社高等学校家政女学校の「さぎり」第一集(誌歌集)刊行。 3月31日 新校舎竣工(6月5日新校舎引継) 4月1日 生徒定員400名となる。 11月6日 愛国子女団発団式。 11月19日 校舎本館増改築・寄宿舎家庭寮竣工式挙行。 12月10日 「さぎり」第5集を以て終刊。 |
昭和13年 1938 |
4月28日 大楠公遷霊祭を七生会館にて挙行。 5月6日 第4学年、伊勢、奈良、金剛山、神戸方面へ修学旅行出発。 5月20日 徐州陥落につき出雲大社参拝後、町内行進。 6月9日 会計検査院第二部第一課長広瀬正一(11期)中国視察談あり。 6月18日 創立40周年記念式、旧職員並びに卒業生物故者慰霊法会執行。 7月6日 大社中学校報国勤労隊発足。 7月25〜30日 勤労報国隊による集団勤労作業実施(夏季休業日中止)。 7月25日 全国中等学校野球大会島根県予選に優勝(同山陰予選で惜敗)。 10月28日 武漢三鎮陥落につき出雲大社及び忠魂碑参拝、町内行進。 11月26日 戦没卒業生の慰霊祭を斎主千家大社教管長親祭のもと執行す。 3月15日 大社高等家政女学校の「しらぎく」第9号を以て終刊。 7月16日 寄宿舎病室竣工。 9月10日 「炬火」第1号刊行。 10月12日 温室竣工。 |
昭和14年 1939 |
5月6日 第4学年、主として楠公遺跡巡歴の修学旅行へ出発。 5月22日 陸軍現役将校配属令公布15周年にあたり、皇居前にて生徒代表10名御親閲を受ける。 5月27日 御親閲拝受記念式典、「青少年学徒に賜りたる勅語」拝読式を挙行、拝受記念章を付した校旗胞体式、閲兵分列式挙行。 8月18日 「青少年学徒に賜りたる勅語」下賜につき、職員生徒一同は神門駅前に整列し奉迎。 10月3日 軍人援護強化週間にあたり軍人援護に関する勅語奉読式挙行。 10月5日 落合松二郎大差(4期)鳥取連隊南支方面出征にあたり講演。 10月8日 県下中等学校弁論大会で林滋が一等となる。 10月19日 奥村少将、時局と明治天皇について講話。 11月10日 簸川平野における県下中等学校青年学校連合野外演習に参加。 12月21日 宇迦橋で第10代福間俊次郎校長を迎える。 12月25〜30日 冬季心身鍛錬実施。 4月11日 大社高等家政女学校、鼓笛隊編成(同発表会)。 10月30日 「炬火」第4号を以て終刊。 |
昭和15年 1940 |
3月5日 校友会誌「七生」53号発行(以後刊行されず)。 3月19日 仮進級制度を設ける。 4月1日 通学距離4キロ以内は徒歩通学と決定。 毎週火曜日朝の20分間を「国体の本義」素読時間とする。 5月28日 下駄履き登校に変更のために下駄分配。 6月10日 1年生母姉会開催。 9月1日 大社中学7生寮設置(玄光院町小松マサ方)。 9月16〜18日 大社修練道場に初めて入所。 9月22日 明治神宮国民体育大会県予選手榴弾投げ突撃で優勝(野球部)。 11月10日 皇紀2600年記念式典挙行。 3月30日 大社高等家政女学校、高達斎吉校長に就任。 |
昭和16年 1941 |
2月26日 湊川神社分霊奉迎式。 3月5日 楠公神社竣工式、鎮座祭を挙行(櫻井三郎衛門寄贈)。 4月1日 生徒定員1000名、20学級となる。 校庭に狭窄射撃場設置。 9月2日 全校体制の大社中学報国隊編制(戦闘体制)。 9月10日 母姉会を全校組織に改組し第1回の会合を開催。 9月22日 明治神宮国民体育大会県予選手榴弾投げ突撃で優勝(野球部)、全国大会に、剣道部の竹内寿夫と共に出場。 12月8日 太平洋戦争勃発、必勝祈願のため出雲大社参拝。 12月26日 香港陥落祝賀式、出雲大社参拝。 4月1日 島根県立大社高等家政女学校を島根県立大社高等女学校と改称。 坂口英夫校長に就任。 |
昭和17年 1942 |
3月31日 講堂増築工事竣工。 4月1日 毎朝「常時戦場・古今無比・世界第一」を斉唱す。 5月31日〜6月3日 海軍基地(高尾山)の建設奉仕作業。 6月25日 「七生読本」発行。 8月 日 全国中等学校体育大会に陸上関係で落合茂以下5名が出場。 9月19日 神宮国民錬成大会秋季県大会土嚢運搬継走、障碍通貨競走で優勝。 11月24日 社中射撃場(実包射撃場)完成祝賀式を挙行。 11月30日 第二次旧職員・卒業生慰霊祭(38柱)挙行。 12月25日 木炭製造作業に従事す。 2月 日 大社高等女学校、同窓会名簿作成。 4月 日 県青年団女学校徒歩競走で、1位から3位までを独占。 7月29日 水泳訓練中生徒2名溺死。 10月23日 森脇譲校長に就任。 |
昭和18年 1943 |
2月16日 国防スキー大会(須佐)で優勝。 3月24日 開墾作業開始、以後作業日多くなる。 学徒動員甘藷増産計画を実行のため、甘藷栽培面積を拡大。 6月6日 第一回県統一模擬試験実施(数学・物理・英語)。 6月28日 金属ボタンの回収を開始(陶製と交換)。 7月20〜 夏季訓練に合わせて、和船操船訓練。 7月29日 新聞「血書嘆願大社中学に17名」と予科練習生の応募を報ず。 9月1日〜10月10日 大社健民修連所「行矣寮」開設(稲佐養神館)。 9月18日 鳥取大地震の被災生徒児童用に学用品を発送 9月20日 県下の風水害で本校被災家庭の生徒107人。 10月1〜5日 5年生、大社港より漁船にて江津方面に出動。 12月15日 3機目の滑空機命式と生徒休養七室地鎮祭挙行。 12月21日 自家用製炭(学校用)を鵜鷺村滑谷で開始。 7月5日 大社高等女学校、出雲大社修練道場にて宿泊訓練開始。 11月1日 勤労奉仕開始(近村の稲刈り)。 |
昭和19年 1944 |
4月 日 本格的に校庭が「決戦農場」となる。 予科練生とともに陸軍特別幹部候補生への中途入所増加。 7月18日 5年生、大日本蚕糸・大和工業への通年勤労学徒入場式挙行。 7月29日 稲佐到着後すぐ空襲警報、直ちに帰校防護配置につき。 9月30日 4年生、呉海軍工廠への通年勤労動員壮行式挙行、芋にて会食。 11月30日 3年生、鐘紡出動壮行式挙行。 12月3日 3年生、鐘紡・安来日立出動壮行式挙行。 3月5日 大社高等女学校、卒業生勤労挺身隊壮行式。 5月12日 温泉津町へ勤労動員隊出発(20日間)。 12月15日 3年生鐘紡へ出動。 |
昭和20年 1945 |
1月14日 呉海軍工廠へ通年動員中の児玉晋殉職。 2月20日 「母校通信」5号発行。 2月21日 大社中学校動員学徒後援会結成。 2月19日 2年生、鐘紡・宍道大和工業出動壮行式挙行。 3月25日 戦時非常措置により4年終了にて卒業す。 3月31日 塩路敏郎第11代校長就任。 4月 日 疎開による転入生が増える。 6月 日 武道場を広島陸軍被服廠今市支所の被服庫に転用。 8月15日 3年生以上各動員工場で終戦詔書のラジオ放送を聞く。 8月18〜20日 職員、生徒は公休となる。 8月24日 終戦詔書拝読式挙行。 8月30日 本校保存の兵器を搬出。 9月1日 全校生徒出校、生徒に乾パン等配給。 9月26日 製塩作業に続き、伊波野村開墾作業開始。 10月30日 職員、卒業生戦没勇士慰霊祭挙行。 11月10日 戦後復興体育大会相撲競技に参加。 12月30日 御真影を簸川地方事務所に奉還、楠公神社を本田邸に奉還。 2月24日 大社高等女学校、2年生鐘紡へ出動。 8月19日 動員解除生徒出校。 9月29日 専攻科修了式。 |
Kinki Inasakai